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2014年8月

2014年8月 5日 (火)

15歳の美少女で、全国水墨画展にトライ

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どんな凄い先生でも、墨の動きを完全にコントロールは出来ないという。
思いもよらない流れや滲みが味わいとなって世界に一つの美を生み出す。
というわけで、その良さを活かせない初心者さんは、偶然が頼り。
なので、部分的に練習の方がうまく行っちゃったりするのだ。

今年も全国水墨画展に出品し、ありがたいことに苦労が実って昨年と同じ賞を頂いた。出品作は唇真っ赤(というか真っ黒)で、自分ではどうにも気持ち悪い。画像は練習作品の部分。この唇の色のほうが優しい色だったなぁと。

練習の方は紙のにじみに負けず、目の中の光が偶然残った。出品作は滲んでしまった。

花嫁衣装を纏った少女の胸は真珠とスパンコールが重なりあうように飾られていた。私の技術では不可能な題材だった。
そこで、パンチングの丸い紙を置いて、網ぼかし(金網をブラシで擦って墨を飛ばす技法)を使ってみた。
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これは白を残そうとすればするほど周りを黒くすることになり、色の加減が難しく、花嫁の胸は吸血鬼に噛まれた飛沫血痕状態に 

仕方なく描きなおした。唇は濃すぎて、睫毛は長すぎて、美少女がけばけばしくなってしまったが、それでも、血飛沫よりはましだろう。

他のたくさんの美しい作品で墨の涼しさを感じたい。
第21回 全国水墨画展 8月6日~18日 (火曜休館)
国立新美術館 3階3B展示室 入場無料
オルセー美術館展バレエ・リュス展のついでに覗いてみて下さい。

(モデル:グルジア少年少女舞踏団の15歳の少女団員)

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