何か刺さってるよ、カフェ・ロイヤル
リフォームされて、昔の建築を再現したという綺羅びやかな鏡張りに、頭の中まで金色に光ってしまい、何をしに来たのか忘れそうになった。買い物のついでにちょっと寄る、という雰囲気ではなく、ネクタイは正解だった。
以前のカフェの壁は、地味な色で、訪れたという著名人のモノクロ写真が壁をうめつくすように飾られていた。Buちゃんに楽しんでもらおうと、話していただけに、今回写真が一枚もなかったのが少し残念。
「三段のお皿に下からサンドイッチ、スコーン、ケーキが乗ってくる」のを期待していたのだが、そんなオーソドックスなものとは程遠い、味も予想と全く違う物が出てきた。
料理より高いそのお値段に見合う、アフタヌーンティーの進化系。スポイトの中は酸味のあるリキュールだった。好きなだけチューっと入れて食べるのだ。甘くなかった。菓子というより前菜のよう。
三段とも全てサンドイッチ!「お菓子は?スコーンは?無いの~」とお腹いっぱいになりながら紅茶を頂いていたら、
シャンパン付きではない、お安い方をにもお酒が!
そしてスコーンとケーキ。スコーンは昔ながらのでっかいボソボソではなく、日本のような小さなふんわりタイプに変わっていた。三段が2回も来ちゃったので、スコーンが小さくて助かった。しかし、ちょっとやり過ぎ?
中段の緑色はマカロン。甘さがすごく控えめで、今までに食べたことのない、説明しがたい味。ケーキも見た目と違うのだ。予想通りだったのは、紅茶とクロテッドクリームだけかも。
鏡に映る自分たちをカメラで写していたら、向かい側に座っていた初老のご婦人が、わざわざ席を立って、「撮って差し上げましょうか」と申し出て下さった。ありがたくお言葉に甘えさせていただいた。イギリス英語で、何かの記念日に来られた模様。見知らぬ方の親切に、優雅な一時が一層心地よく感じられた。
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