大丈夫か?イタリアのサッカーチームEURO2012
鋼のような体で、超人的なプレーを次々と披露し活躍している素晴らしい選手バロテッリ。両親がガーナ移民で3歳からイタリア人家庭に引き取られた。イタリア人の親、イタリアの学校、彼はガーナを知らないイタリア人だ。
しかし、黒人であるため、差別は避けられない。そのうえ今はイギリスでプレーしているため普段はイタリアにいない。
足が痛むとかで選抜されなかった試合では、途中交代でみごとなシュートを決めた。何度も繰り返し見たくなるような軽業のようなシュートだ。
シュートした選手に喜んで駆け寄るチームメート・・・・しかし、実態は、解説者によると、他の選手たちはシュート直後「また、おまえかよ」という呆れたような顔をしたそうだ。どんなボールでも1人でシュートしてしまうらしい。チームからやっかみがあるようだ。
喜ぶより「どうだ、ざまあみろ」というかのようにベンチに向って怒鳴ろうとするバロテッリ。その口を、チームメイトが塞ぐ。そしてその耳に何か囁く。「がまんしろ」とでもいうように。
せっかくの素晴らしいプレーを普通に喜べない、人種という壁。それを作って損するのはチームなのだ。バロテッリをチーム全員が認めれば、彼も横柄にする必要がなくなるだろう。
イタリアは幸い勝ち進んだ、バロテッリのおかげである。
次の試合では引き分けからのPKだった。
壁のあるチームがどこまでいけるか。応援してる一般市民は誰が点を入れても嬉しいのを忘れないで欲しいと思う。
イタリアの国旗:http://motoki-y.sakura.ne.jp/illust/flag.shtml
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